*生徒の声*

英語のリスニングとスピーキングは「受験英語」に浸った私たちには悩みの種です。
私も年に数回の国外出張への対応のためポールさんに英会話を「付き合って」もらっています。
私の力量に応じながら毎回の何気ない世間話に重要な単語や表現を散りばめてくださるという技は彼ならではのものです。
「とってつけたような」話題ではなく、いま私にとって話す必要があるテーマを感じ取りながら
学びの場をつくってくださるポールさんには頭が下がります。
「学習者」中心の学びを大切にしながら、気がつけば、さまざまなスキルが定着している。
彼には個に応じた「秘めたるプラン」があるのでしょう。
彼の声のトーンと学びの空間を支配する「はんなり感」。
まるで私が住んでいた京都の人のよう。底抜けに明るいだけのスピーカーではないですよね。
教育は知識やスキルの伝達だけではなく「その場全体」から味わうことがあること、
逆にいえばそのような場がなければ学びなど成立しないこと、
このことは教育学を研究する私から見れば「当然のこと」ですが、あらためてポールさんには感心します。
陽気なテンションを強いる「ちまたの英会話スクール」での英会話学習ではハンバーガーショップで注文ができても、
他者とじっくり向き合いそのよろこびや悲しみにはつきあうことはできません。
あたかも「旧知の仲」のような雰囲気を醸し出してくれる「異国人」をみつけるのは容易ではありません!
得がたい人です。私ってこんなに英語を聞き話せたかしらと自分が驚くほど彼から引き出されています。
教育する者とはこうあるべきですよね。1児の父親としてのまなざしもそのような彼の教育方法を支えているのでしょう。
さてこの素晴らしい「質」の部分を何より「学習者」としてポールさんご本人に伝えたいのですが
次回のクラスでうまくいえるでしょうか?英会話しながら「鳥肌がたつ」ことでしょう!
私の感覚のなかで彼とのレッスンにおける英語は(うまい下手は別にして)日本語に近付きつつある証拠かもしれません。
日本人として英語を学ぶ上で至福の時間をすごしています。
(藤本和久・慶應義塾大学専任講師、2007年1月)

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